敬慕心型五具足 色分け

梨地唐金製 炭研ぎ仕上げ

備考

敬慕心型五具足です。
これは大切なもの大事にしているものは必ず何かで覆ったり、被せたりしますよね。
そういうものを大切にする気持ちを具現化し、布で覆っているような形を現しました。
物を大事にする心(もったいない)、惹いては人を思いやる心、又これは仏様の衣をもイメージしたものでもあり、仏様を慕い敬う心をを思い起こして欲しいとの願いをこめて作りました。

取扱寸法

花立の口径:五寸   (約15cm)
:六寸   (約18cm)
:七寸   (約21cm)
:八寸   (約24cm)
:九寸   (約27cm)

ツートン 色分け煮色について

この五具足の色は、地金本来の持つ色を自ら発色させたものです。
金属はそれぞれ色を持っています。その金属を混ぜることにより、更にいろんな色の金属を作ることができます。
ただ、思い通りの、そして美しい色を出すための配合を見付け出すことや、発色のさせ方を見付け出すことに時間と経験を要します。
通常の色つけ仕上げの場合、ヤスリがけ、ペーパーがけを施し漆を塗って仕上がりとなります。
しかしツートンの場合色を厚塗りするのではなく地金そのものの色ですので、それでは発色を美しく見せることができないため、更にその上から細かいペーパー目の凹凸まで全て無くなるように炭で研ぎあげます。
そこまでして初めてこの美しい色が出てくるのです。
昔のようにローソクの明かりだけで薄暗くぼんやりとお堂内を照らし.幽玄な雰囲気を醸し出すというような荘厳の頃は、このような色合いの違いがわかりにくかったのですが、今は昔と違いお寺の本堂も電気器具が発達し明るくなってきたため、このツートンのような色合いの違いも見えるようになってきました。
ですのでこの金属本来の持つ性質や生命力と言ったものもはっきりと観ることができ、お寺の荘厳という形で活かしてやることができれば、金属もまた本望かと思います。

お願い

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