敬慕心型五具足 四ツ割木瓜型五具足

仕上げ
敬慕心型五具足 蝋型鋳造唐金製 漆焼付け着色 四ツ割木瓜型五具足 この五具足の色は、地金本来の持つ色を自ら発色させたものです。 金属はそれぞれ色を持っています。その金属を混ぜることにより、更にいろんな色の金属を作ることができます。 ただ、思い通りの、そして美しい色を出すための配合を見付け出すことや、発色のさせ方を見付け出すことに時間と経験を要します。 通常の色つけ仕上げの場合、ヤスリがけ、ペーパーがけを施し漆を塗って仕上がりとなります。 しかしツートンの場合色を厚塗りするのではなく地金そのものの色ですので、それでは発色を美しく見せることができないため、更にその上から細かいペーパー目の凹凸まで全て無くなるように炭で研ぎあげます。 そこまでして初めてこの美しい色が出てくるのです。 昔のようにローソクの明かりだけで薄暗くぼんやりとお堂内を照らし.幽玄な雰囲気を醸し出すというような荘厳の頃は、このような色合いの違いがわかりにくかったのですが、今は昔と違いお寺の本堂も電気器具が発達し明るくなってきたため、このツートンのような色合いの違いも見えるようになってきました。 ですのでこの金属本来の持つ性質や生命力と言ったものもはっきりと観ることができ、お寺の荘厳という形で活かしてやることができれば、金属もまた本望かと思います。
備考
敬慕心型五具足 これは大切なもの大事にしているものは必ず何かで覆ったり、被せたりしますよね。 そういうものを大切にする気持ちを具現化し、布で覆っているような形を現しました。 物を大事にする心(もったいない)、惹いては人を思いやる心、又これは仏様の衣をもイメージしたものでもあり、仏様を慕い敬う心をを思い起こして欲しいとの願いをこめて作りました。 四ツ割木瓜型五具足 木瓜紋(もっこうもん)とは元々窠文(かもん『窠」は穴かんむりに果)のことで、木の上にある卵が入った鳥の巣を上から見た形を現しているところから、子孫繁栄(しそんはんえい)の意味があります。そこから転じて永く繁栄が続くという意味から、五穀豊穣(ごこくほうじょう)無病息災(むびょうそくさい)安寧長寿(あんねいちょうじゅ)祖先崇拝( そせんすうはい)招福祈願(しょうふくきがん)厄除祈念( やくよけきねん)大漁追福(たいりょうついふく)商売繁盛(しょうばいはんじょう)家内安全(かないあんぜん)夫婦円満(ふうふえんまん)、などの意味も持ちます。  また耳は雨龍(あまりゅう)をモチーフとしており、これは雨をつかさどる霊神(れいしん)とされているところから、火災除け五穀豊穣等の意味があります。 それぞれの家、そしてその人たちを支えるお寺が共に、この先も未来永劫(みらいえいごう)、隆盛発展(りゅうせいはってん)し続いて行くことを願うという意味を込めて作りました。 仏様とともに、お寺と御縁のある皆様方が手を合わされます事で、より一層幸福になっていただくことがこの五具足の何よりの願いです。  またこの五具足は天然漆で着色をしてあります。まめに柔らかい布で拭き上げて頂きますと永持ちし、またより一層味わい深い色になってまいります。大切にお使いいただきましたらこの上なく幸甚に存じます。     拝謝
取扱寸法
花立の口径:五寸   (約15cm)      :六寸   (約18cm)      :七寸   (約21cm)      :八寸   (約24cm)      :九寸   (約27cm)
お願い
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